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奮闘記

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2006-07-15 Grand Bend

_ 湖水浴

イタリア人のポスドクの提案で、ヒューロン湖にある Grand Bend というビーチに行ってきた。Grand Bend はウォータールーから真西に100キロちょっと行ったところにある。ウォータールーはオンタリオ湖、エリー湖にも近いが、オンタリオ湖などは汚染が進んでしまっているようで、泳ぐのにはヒューロン湖が適しているらしい。20人くらいで車4台に分乗して行ったのだが、僕らのバンは定員の7人がフルに乗っていた。僕の妻を除くとあとは6人とも男で、しかも僕ともう1人の日本人大学院生以外はゴツイ。なので車内は何だか男臭く、妻は軽く苦笑していた。行ったメンバーは男ばかりというわけではないのだが、何故かこうやって分乗だのテーブルごとに分かれるだの、カラオケで部屋が別々になるだのすると、僕のグループは昔から野郎連中が集まることが多い。しかもゴツイ奴等が。まあ、高校時代は応援団だったし、大学でも空手をやっていたりしたから仕方ない気もするのだが、ちょっと納得いかない気もする。男にモテる(決して変な意味ではない)というのは同性に嫌われるよりはるかにマシだが、もうちょっと女っ気があってもよさそうなものだ。妻帯者として言ってはいけないコメントかもしれないが、誤解を恐れずに言い切れば、ちょっと残念である。イタリア人とフランス人のポスドクの2人が運転する車には女の子ばかり乗っていたのと対照的であった。さすがラテン系。マンガ並みに期待通りの行動をしてくれる。

ビーチのある町はかなりの人で賑わっていた。ヒューロン湖は対岸が見えず、さすが五「大」湖と言うだけのことはあると感動した。潮の香りは当然しないが、見た目ははっきりいって海である。僕は海の無い長野県生まれなので、昔から海を見るたびに「海だ海だ」とはしゃいでしまうのだが、今回も例に漏れなかった。水は前日に雨が降ったせいもあってかちょっと冷たかったが、慣れてしまえば大したことはなく、塩水と違ってベタベタ感も無いので、とても快適であった。僕らは日本の感覚で、こっちのホームセンターで買った小さいゴムボートのようなおもちゃを持っていったのだが、友達はバレーボールやフリスビーなどを持ってきていて、結局それを使って皆で遊びまくった。結構混んでいたので、本気でフリスビーなんかを投げると危ないのだが、容赦なく投げ切る彼らの勢いは男前であった。ビーチバレーで飛び込みレシーブをして、目の上を切っていたやつもいたが、それもまた男前と言えよう。馬鹿なことを一生懸命やるとなんでこんなに面白いのだろう。本を持ってきてずっと読書している人達も多く見掛けたが、こういう楽しみ方もあるのかと思った。やはりカナダのように夏が短いところでは、精一杯夏を楽しもうとするのだろう。にしてもちょっと日差しが強すぎる気はしたが。とても楽しかったので、皆で「毎週来たいな」などと言いながら家路に着いた。

と、言いたいところだが、夜からウォータールー大学の研究者の自宅でパーティーがあったので、今度は皆でそこへ移動。ホスト役の彼は元ペリメーターのポスドクで、当然研究所の連中とはとても仲が良い。彼はパーティー好きらしく、僕らもこれで彼の家に行くのは3度目なのだが、どの時もとても楽しかった。今回もそうで、しかも僕らもようやく英語で雑談が交わせるようになってきたため、最初の頃のように周りに合わせて(聞き取れてないくせに)愛想笑いをする必要もなくなった。冗談のひとつも飛ばせるようになり、人を笑かしてナンボと思っている僕としてはやっとストレスを感じなくていいようになってきたのだ。

パーティーには25人くらい来ていて、いつも通り今回もとても盛り上がっていたのだが、実は毎回ちょっと引っ掛かっていることがある。それは、この手のパーティーを楽しんでいるのが「ループ重力」もしくは「量子情報」の研究者とその奥さん・彼女達ばかりで、「超弦理論」「宇宙論・相対論」の研究者を滅多に見ないことである。例外的に、1人だけいつも参加する、とってもノリのいいポルトガル人ポスドクはいるのだが、彼を除くと何故か僕しか超弦理論・宇宙論関係者がいないのだ。ペリメーターはどちらかというとループ重力の総本山の様相を呈しているので、それ以外のジャンルの人数が少ないのは事実なのだが、それを差し引いても僕と同ジャンルの人達のノリが悪い気がするのだ。以前 Foosball の決勝戦があったときも、見物に来ていたのは(研究所が用意してくれたピザ目当てで来て、食べるとすぐに帰った院生達を除けば)ループ重力の研究者たちばかりであった。これは一体何なのだろう。正直言って、少し悲しい。日本で僕が仲良くさせてもらっていた超弦理論研究者や宇宙論研究者はどちらかと言うと「仕事ほったらかしても取りあえず飲みに行くか」くらいの人も多かったのだが。あ、日本の皆、バラしてごめん。

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