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奮闘記

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2006-07-12 薄い肉の話

_ チャイニーズカット

おおかたの日本人が想像しているように、カナダに売っている肉というのは日本に比べてやたら分厚かったり、大きな塊だったりする。というか、薄い肉がめったに無いのだ。中国食材や韓国食材の専門スーパーに行けば牛肉の薄切りはすぐ見つかるのだが、豚肉の薄いのが無い。そもそもカナダ生まれの人は豚肉をあまり食べないようで、牛肉売り場のスペースに比べると豚肉売り場はかなり面積が小さい。この辺りの事情はアメリカあたりでも同じなんだろうか。それともカナダはビーフイーターの国イギリスに文化が近いからなのだろうか。

お好み焼きを作るときに薄切りの豚肉が必要で、今までは妻が薄く切っていたのだが、こっちに住んでいる日本人の方から薄く切ってくれる肉屋さんがあると聞き、妻と行ってみた。薄切りのことを英語では chinese cut と言うのだそうだが、普通の肉屋ではこれが出来ないらしい。カットするための機械が無いのだろうか?機械さえあれば誰でも出来ると思うのだが。何だか変な話だ。

その店は森の小道のようなところの先にあり、こんなところの肉で大丈夫なんだろうかとちょっと不安になったのだが、抜けていくと先に精肉工場があり、どうやらそこの業者が直接経営している店のようだった。頼むとすぐにチャイニーズカットで用意してくれた。妻に聞いたところ値段も安いようだ。これで楽にお好み焼きが出来る。ちなみに「おたふくソース」はこっちにもあるのだが1本800円くらいする。日本の2倍以上である。お好み焼きの庶民性が薄れてしまう気がしてちょっと残念だ。こっちの友達にお好み焼きを振舞ったところ(と言っても妻が全部やってくれたので僕は何もしていないが)、好評だった。その後自分達でもやってみたと言っていたから、お世辞ではなく本当に気に入ったのだろう。さらにそのときたまたまいなかったイタリア人の友達が来週お好み焼きパーティーをやろうと言ってきた。うまかったとでも評判を聞いたのだろうか。彼は自分はパスタを作るので、僕にはお好み焼きを作ってくれと言っていた。お好み焼きとパスタか。まあ、焼きそばみたいなもんだと思えばいいか。にしても、「お好み焼き」と「パーティー」という言葉はどうも合わんな。「たこ焼き」なら合うのに。不思議だ。もんじゃ焼きパーティーに至ってはどこかに焼き討ちにでも行くようなアナーキーな響きすら感じる。実に不思議だ。


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