先日、St.Jacobs farmer's market で買い物をしたのですが、そのときはマーケットのさらに先に St.Jacobs village という場所があるのを知らずに帰ってしまいました。 そこで改めて昨日行ってみました。
そこは道に沿って30件くらいの店が立ち並び、賑わいはそこそこと言ったところ。道を一本外れるとすぐに普通の住宅街になるあたりが、京都の北山通りに似ていました。歩いてたらそのうちマールブランシュでも出てきそうな雰囲気。長野から京都に引っ越した当初、いろんなところを歩き回ったのが懐かしいなあ。
この village にはメープルシロップ博物館がありました。規模的には博物館というよりちょっとした資料館と呼ぶほうがふさわしいものでしたが、博物館好きとしてはこういう資料館も見逃せません。総合的で巨大な博物館よりも、ちょっとしたテーマに絞った小規模な博物館や資料館の方が意外と面白かったりします。
メープルシロップは、メープルから取れる sap という樹液を煮詰めて作られるわけですが、sap の段階では大して甘くないそうです。解説ビデオで見た感じでは確かにサラサラしていて普通の水のようでした。シロップには extra light、light、medium、amber などの種類があります。これは色の濃さで分類されていて、煮詰めた液の上澄みが light、下にたまった濃いものが amber などになるようです。ただ、以前どこかで読んだ情報では、収穫の時期によって濃さが変わると書いてあったような・・・。また調べ直してみよう。お土産を売っている店などで僕らがよく見るのは light か medium ですね。Extra light というのもあまり見ないなあ。amber はメープルの風味が強いらしいのですが、直接何かに掛けて食べるのもには向いていないようで、主に加工用に使用されます。解説ビデオでは、「メープルシロップはパンケーキやワッフルに掛けるだけのものと思っていませんか?他にもいろいろあるんですよ」と言ってカリカリに焼いたベーコンに掛けていました。ふむ。僕はパンケーキやワッフルだけでいいや。
それにしても、この樹液が甘いということに最初に気付いたのはどういうわけだったのか、諸説あるようですが是非知りたいものですね。ナマコを最初に食べた人と同じくらい。