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奮闘記

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2006-04-29 Waterlooよいとこ一度はおいで

_ ホームパーティっていいなあ

今日は Konja (こんにちは日本:ウォータールー大学にある日本人と日本好きな人達のサークル)の方に誘って頂いて、キッチナーに住んでいる日本人の方のお宅のバーベキューパーティーにお邪魔させて頂きました!キッチナー、ウォータールー、ケンブリッジなどに住んでいる日本人の方達とそのお子さん達が集まっていて、いや〜、とても楽しかった!

バーベキューだけじゃなく、混ぜご飯や豚汁など、久々の和食もとってもおいしかった!研究所の近所に日本人の美容師の方がいる美容院があることや、日本の食材が安く手に入るお店など、お得な情報も聞けました。中には京大出身の方もいらしたんですが、日本から遠く離れた地で同門の方に出会うと嬉しいもんですねえ。

今日お邪魔したおうちは一軒家で「おお、こういう生活に憧れるんだよなあ」というかっこいいおうちだったのですが、僕らが5月1日から住むところはマンションなので、庭でバーベキューというわけにはいかないのがちょっと残念です。ホームパーティはしたいなあ。

_ COOP

カナダの大学は通常4年制だそうなんですが、ウォータールー大学はちょっと特殊で5年らしいんです。というのは、ウォータールー大学には COOP という制度があって、それは大学の間に4ヶ月×6回、どこかの企業で働かなければ単位がもらえないというものだそうです。だからこの大学の学生はとても忙しく、普通の大学なら長い夏休みとかがあるわけですが、それを返上して働かないといけないそうなんですね。

しかしこの制度は、大学のうちに自分のやりたいこと・やりたくないことを見つけるのに絶好の機会なわけです。しかも日本の体験学習のようなレベルではなくて、企業側もいきなり責任ある仕事をやらせてみたりするそうなんです。企業側としては人件費は安く上がりますし、青田買い出来るという面もあるようです。学生も、6回とも同じ企業で働くもよし、いろんなところに行くもよし、自分の適性を見極めるいい機会になっているようです。このプログラムには3000社ほど参加しているそうで、中には日本の企業もいくつかあるそうです。ただし、日本の企業はちょっと特殊みたいで、いきなり大きな仕事を任せたりしないらしいです。

大学時代にアホなことをいろいろやったりするのもまた、面白い人間が育ったりするという意味でいい面もあるわけですし(別に自分を肯定しているわけじゃないですよ(笑))、逆に一切仕事のことなんか前提せずにアカデミックモチベーションだけで勉強に没頭してみる、なんてのも面白いかと思うんですが、いずれにせよ、こうした厳しいシステムで鍛えられるというのはいい面が多々あるとは思います。実際企業側からすればとても受けがいいようです。

ウォータールー大学を中心としたこのあたりは、カナダのハイテク産業の中心地と考えられていて、今、マイクロソフトに就職する学生で最も多いのはウォータールー大学の卒業生なんだそうです。ビル・ゲイツが各大学を回って「うちにこない?」的な講演旅行をしたときも、カナダで唯一講演に来たのがウォータールー大学とのことでした。

このようなこの国独特のシステムや、新しいものの考え方・方法に触れるのは新鮮で面白いです。海外で暮らせばそういうことってたくさんありそうに一瞬思いますけど、実を言うとこういう機会ってあまりないんですよ。というのは、現代だと日本にいたって海外の情報が手に入りますし、同じ人間が考えることである以上、ある程度は予想通りなんですよ。やっぱりな、って感じで。確かに「知っていること」と「体験すること」は違うので、そういう意味での面白さは多々ありますが、予想もしていなかったことってなかなかないんですよ。しかもいい方向に予想が裏切られることなんてめったにない。

研究なんかでもそうです。僕ら物理屋は議論することで理解を深めることが多いんですが、そういうときもたいていは議論することで理解が加速したり、「ここの知識が足りないな」というところを人から補ってもらう、っていうのがほとんどなんですね。奇を衒った意見で「えっ、そこに飛ぶ?」っていうのはありますけど。

せっかくこっちに来たんで、とりあえず新しいことは試しとかないとなとは思ってるんですが、それだけで終わったら単なる物見遊山になってしまいますね。大事なことは実はその後。悟後の悟り、ですな。


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