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奮闘記

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2006-04-27 環境

_ することがないからか

こっちに来てからは朝型の生活になりました。いつも研究所には8時半くらいに来て、20時半に帰るという生活スタイルです。院生時代の、夕方4時ごろ研究室に来て翌日の早朝に帰るというパターンが懐かしいです。日本にいた頃は早く家に帰った日でも深夜まで起きてることが多かったんですが、こっちでは違ってます。

今は研究所が用意してくれたアパートに住んでるんですが、そこには間接照明しかなくて(こっちはそれが普通なんかな)、すぐ眠くなるんですな。ひょっとしたら一番の理由は「夜中まで起きてたって楽しいことがあるわけじゃないしな」っていう諦めかもしれませんが。クラブで遊んでた頃が懐かしいなあ。ううむ、ユーロが聞きたい。

_ 今日のおしごと

朝はポスドクの1人と、彼が今取り組んでいるある種の不安定性について議論。弦理論に出てくるある時空の性質を解析するために、まずはそれを簡単化したモデルで解析を進めているのだが、この「簡単化」というやつがやはり曲者らしい。その時空の特性は残したままでモデル化しないといけないわけだが、弦理論の効果というやつはなかなか簡単になってくれないのだ。これについては別のアプローチをしているグループが論文を出していたのを見つけたので、彼と読んでみることにした。

午後はマイヤーズさんと議論。僕はこの1年くらい、 fuzzball という、ブラックホールの新しい描像と関連しているオブジェクトに興味がある。これに関しては東大の院生と共同研究を進めているのだが、彼も今ビジターとしてこっちに来ているので、彼を交えて僕らのアイデアや質問をマイヤーズさんに話してみた。僕がこれまでにやってきたいろいろなテーマが、モチベーションまで含めてマイヤーズさんのやってきた仕事とかぶることが多いからか、彼がくれるアドバイスはかゆいところに手が届く感じがする。

議論というのは、モチベーションをなかなか理解してもらえず、全然関係ない方向に進んでしまうことが多いのだが(それはそれでまた必要なのだが)、今回のようなパターンはちょっと珍しい。まだ僕らのアイデアは未熟だが、前に進められそうな気がしてきた。

夕方にはまた別のポスドクに質問をぶつけてみた。これも fuzzball に関連した話。彼の説明はとてもわかりやすく、これまた聞いていて楽しかった。彼との議論の中でもまた出来そうなことが現れてきたので、進めてみようと思う。今はどこから芽が出るかわからないので、とにかく出来るところから手を着けてみるしかないな。


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